40代になるまで特に運動をしてこなかったという方は、そろそろカラダを動かすことを習慣にしないと、あちこちダメージが出てきてしまうかもしれません。
わたしも40過ぎるまで、たまに誘われたらゴルフするくらいで、運動らしい運動はしてきませんでした。
(ちなみにゴルフはカートに乗ってしまうので、運動には入らないと思うんです…)
適度に運動したほうが良いことは百も承知なので、ジョギングしてみたり、加圧トレーニングに通ってみたりしたのですが、まー続かない。
そうこうしてるうちに40過ぎたら、次のような困った症状が出てきてしまいました。
- いつまでも肩こりが治らない
- いつも腰がどんより重たい
- 冷え性が悪化した
- 婦人科系の病気(子宮筋腫)が悪化した
- 痩せにくくなってきた
- 眠れないことがある
- すぐ風邪ひく
30代までは「なんだか体調悪いなぁ」と思っても、一晩寝たらだいたい治ってたのに、40過ぎるとなかなかそうはいきません。
と、感心してる場合じゃなくて…このまま不調だらけで老いていくのは嫌だ!と始めて焦りました。
そこで「40代だけど若々しくて健康そうで、婦人科系のトラブルもない人の共通点」を探ってみたら
みなさん定期的に運動をされていたのです。
やっぱり運動だよねってことで、わたしも近所のスポーツジムに通い始めました。…が、1ヶ月でやる気が失速。
またしても続きませんでした(その理由は後で書きます)。
ですが、少しでも運動するとカラダが軽くなることには気付けて「なにか自分に合うものさえ見つかれば続けられるはず」とは思ったのです。
次は、最近人気の ホットヨガ 体験に行ってみたら…
思いのほか気持ちよくて「ホットヨガなら続けられそう」と直感しました。
それから今日まで週1ペースですが、なんと2年以上も続いています。今までなに一つ続かなかったので、家族からは「奇跡だ」と言われています。
ホットヨガが続いている理由は「自分に合っていた」のと「効果を感じているから」なのですが、どんな効果があったのか、わたしの体験をまとめてみました。
次のような方はぜひ参考になさってくださいね。
- 40代になって何か運動を始めなきゃと思っている方
- 40代からスポーツジムとホットヨガどちらに通うか迷っている方
- ホットヨガを続けるとどんな効果があるのか知りたい方
目 次
40代からの運動不足が危険すぎる理由
40才からの運動不足は、老化や健康にも大きく影響してしまうようです。その理由をまとめてみました。
筋力が低下して骨が弱くなる
デスクワークで座りっぱなしの生活だったり、車移動が多くてほとんど歩かない人は、筋肉が衰えてしまいます。
40代から筋肉量は徐々に減っていくので、なにも運動をしないと怪我をしやすくなったり、姿勢が悪くなったり、どんどん老化が進んでしまいます。
とくに女性は閉経後に骨密度がぐんと低下するので、閉経前から運動を習慣にして骨も丈夫にしておくことが大切です。
おばあちゃんになってから「膝が痛い」とか「脚が痛い」と、思うように歩けなくなるは悲しいなって思います。
基礎代謝が低下する
「基礎代謝」というのは、ただ生きてるだけで消費されるエネルギーのこと。
基礎代謝が高ければ、とくに運動しなくても太らないのですが、40代から筋肉量が低下することで基礎代謝量も下がっていきます。
太るということは見た目が老けるだけでなく、心臓病、高血圧、動脈硬化や糖尿病などの 生活習慣病のリスク も高まってしまうことなんです。
見た目が老けるのも嫌だけど、病気もこわい…
ちなみに、ダイエットのために食事の量を減らすと、脂肪だけでなく筋肉量も減ってしまうので、基礎代謝が下がり痩せにくい状態になってしまいます。
やはり定期的に運動することで筋肉量を落とさず、基礎代謝も下げないことが重要ですね。
ストレスに弱くなる
運動不足は自律神経の働きを抑えてしまうため、ホルモンバランスが乱れて、ストレスに対しても弱くなってしまいます。
うつ病の治療にも運動が取り入れられるなど、カラダを動かすことは精神面にも大きな関わりを持っているんですよ。
運動にはストレスを発散させたり、睡眠リズムを整えたり、気分をリフレッシュする作用があるので、運動を習慣にしてカラダだけじゃなくココロも丈夫にしておきたいですね。
冷えの原因になる
運動不足によって筋肉量と基礎代謝も低下することで、体温が下がり、血の巡りが悪くなってしまいます。
婦人科系の病気は「冷え」が関係していることも多いんです。
さらに第2の心臓といわれている「ふくらはぎ」の筋力が落ちると、血液を心臓に送り返すポンプの働きが低下してしまうので、下半身の冷えや浮腫みの原因になってしまいます。
カラダを動かすことで、血の巡りを良くして、冷えないカラダを作っておくことが大事ですね。
☆☆☆
ということで、40代からの運動不足は危険すぎるという話でした。
今、少しでも不調を感じているのなら、
そろそろ本気で自分のカラダと向き合うタイミングですよー
というカラダからのメッセージなのかもしれません。
わたしは婦人科系の病気が悪化してから本気で「自分のカラダと向き合わなきゃ」と焦りだしましたが、
できればもっと早い段階で、自分のカラダのケアをしてあげていたら良かったと何度も思いました。
飽きっぽい私でもホットヨガは続いている理由
今までどんなスポーツも続いたことがなかったわたしですが、なぜホットヨガだけは2年以上続けられているのかを考えてみました。
デトックス&ストレス解消できる
ホットヨガは室温39度前後、湿度55~60%くらいの環境でヨガをすることで、
空気が乾燥しているサウナとは違い、湿度があるのでお肌が潤うし、呼吸もしやすいのが特徴です。
全身の毛穴という毛穴から汗が吹き出してくる爽快感は、普通のヨガやスポーツジムでは味わえない感覚でした。
カラダに溜まっていた悪いものが汗と共にデトックスされていく感じが気持ちよくて、しばらくホットヨガに行かれないと、カラダの中のモヤモヤが溜まってくる感じがするんです。
ホットヨガで汗を流すと、そのモヤモヤがすーーっと抜けていきます。
ということで、デトックスとストレス解消できるホットヨガにすっかりハマってしまいました。
冷え性が改善して体温が上がった
長いこと悩んでいた冷え性が、ホットヨガに通ううちに、代謝がどんどん良くなってきて治ってしまいました。
汗をかく量もはじめの頃より桁違いに増えて、逆に今「汗っかき」です。
基礎体温も35度台から36.5度以上にあがって、免疫力がアップしたのかもしれません。風邪も滅多にひかなくなりました。
さらに…持病の子宮筋腫もすこし小さくなってくれたのが、ホットヨガを続けて良かったと思えることの1つです。
やはり様々な不調の根源は「カラダの冷え」なのかもしれません。
肩こりと腰痛にも効果的
温かい室内でヨガをするので、筋肉や関節が動かしやすくて、気持ちよく伸ばせます。
カラダを温めながらストレッチしてるおかげで、肩こりと腰痛はたいぶラクになりました。
週1でもカラダを動かすと、重たかった肩と腰が軽くなるし、ココロも連動して軽やかになります。
特にヨガはストレッチの要素もあるので、他の運動よりカラダが柔らかくなるのだと思います。
ホットヨガは痩せる?
たくさん汗を流すからホットヨガしてたら自然に痩せるのかな?と思いきや、ただホットヨガに通っているだけでは痩せませんでした。
だけど、せっかくだからダイエットも出来たらいいなって思いますよね。
「ホットヨガで痩せない理由」や「ホットヨガで痩せるコツ」については、「40代・ホットヨガで1ヶ月で3キロ痩せた方法を紹介します。」で詳しく書いているので、よかったら読んでみてくださいね。
ホットヨガとスポーツジムどちらがおすすめ?
運動不足を解消するのが目的なら、ホットヨガじゃなくても良いと思います。
スポーツジムは有酸素や筋トレのマシーンもあるし、それこそエアロビやヨガなどのスタジオプログラムも充実しているので、
いろいろ楽しみたい方はスポーツジムのほうが向いているかもしれません。
わたしも「マシーンも使いたいしスタジオ系も参加したい!」と意気込んで、まずはスポーツジムに入会しました。
で、入ってみてわかったのですが、スポーツジムは常連さん同士の仲良しグループみたいなコミュニティーが出来ているんですね。
エアロビやヒップホップなどのスタジオ系のプログラムは、人気のインストラクターの回だと前の方はグループで場所取りされていたりして、新参者はなかなか入れない雰囲気でした。
「じゃあ有酸素マシーンでもしようかな」と黙々とジョギングとかエアロバイクをするのもいいけど、根が飽きっぽいので、頑張っても30分くらいしか続けられません。
まぁ…わたしに根性がないだけの話ですね。
ホットヨガは2人以上で来られている方はほとんど見かけないし、スタジオ内では私語はできないので基本的に静かです。
レッスンが始まるまでは、薄暗くて温かい室内で、皆さんストレッチしたり、横になったりしてリラックスして過ごしています。
そんなホットヨガの落ち着いた雰囲気のほうが、わたしには合ってました。
学生時代にスポーツをされていたり「前のめりな雰囲気」に慣れている方は、スポーツジムでも馴染めるかと思います。
もちろん通われる店舗によって違いはあると思うので、どちらにしても必ず体験や見学されてから決めたほうが良さそうです。
わたしが思うホットヨガのデメリット
良いところだらけのホットヨガですが、実はデメリットもあります。
ホットヨガは荷物が多くなってしまうのと、洗濯ものが増えるのが、正直ちょっと難点だなって思いました。
バスタオル2枚(1枚はヨガマットに敷くため)・フェイスタオル(汗拭き用)・ヨガウェア・水・着替えの下着
そのほかに、シャワーして髪やカラダを洗うならシャンプーやボディーソープ等も必要
バスタオルが2枚って…スーパー銭湯に行くより荷物が多くなってしまいます。
仕事帰りにホットヨガに行くときや、ホットヨガの後になにか予定があるときは、この荷物が多くなるのが嫌だなって思ってしまうのですが、
タオルやウェアはレンタルできるので、荷物を増やしたくない日はこういったサービスを利用されるのが便利ですよ。
タオルレンタルが含まれているコースプランもあります。
おすすめのホットヨガスタジオ
わたしが通っているのは、ホットヨガ業界最大手の「LAVA(ラバ)」というところです。
自宅から通いやすいところにラバがあったのでこちらに通ってますが、ラバより料金が安い「カルド」というホットヨガスタジオも最近人気なので体験レッスンに行ってみました。
どちらもホットヨガのプログラムが豊富で、レッスン自体はそれほど差はないかなという印象です。それぞれの特徴をあげると…
- 全国に390店舗以上あり、2店舗通えるコースや全店舗通えるコースがある
- ホットヨガだけでなく常温のヨガ(普通のヨガ)もできる
- ホットピラティスや有酸素系のプログラムもあるので飽きずに通える
ラバは店舗数が多いところが魅力です。コースによりますが、例えば「自宅の近く」と「職場の近く」の2か所のスタジオに通うことができます。
ホットヨガが自宅の近くにあったら、空いている時間にさくっと行ってさくっと帰ってこられるのですごく便利ですよね。
- ラバよりも料金が安い
- 遠赤外線の床暖房になっているためヨガマットを敷かなくていい(バスタオルだけ敷く)
- 店舗によってはジム設備がある
ラバもカルドも料金は地域や店舗によって違うのですが、全体的にカルドのほうがラバよりお安い設定になっています。
カルドは全国でまだ60店舗くらいしかありませんが、最近どんどん増えているので、もしお近くにカルドがあればこちらの方がおすすめです。
どちらもタオルやウェア付き「手ぶらでホットヨガ体験」というのがあります(体験レッスンはラバは1000円、カルドは980円です)。
おわりに:40代こそホットヨガがおすすめ
2年以上ホットヨガを続けてみて感じた「カラダの変化&ホットヨガの効果」を下記にまとめてみました。
- 代謝がアップした
- 冷え性が治った
- 基礎体温が36.5度以上にあがった
- カラダが柔らかくなった
- 肩こりと腰痛が軽くなった
- よく眠れるようになった
- 風邪をひかなくなった
さらに…持病の子宮筋腫がすこし小さくなったのも、ホットヨガのおかげかもしれません。
カラダを温めると生理痛も改善されるので、生理のトラブルがある方にもおすすめです。
いろいろ不調が出始める40代、今のうちに「長く続けられる運動」を見つけておくと、この先の人生が明るくなりますよ。
きっと自分に合えば、ホットヨガじゃなくてもジョギングでもフラダンスでも、定期的に体を動かすことなら何でも良いのだと思います。
ですが…こんなに大量に汗を流せる運動ってホットヨガの他になくて、終わったあとのスッキリ感も格別です。
よかったらぜひホットヨガ体験に行かれてみてくださいね。