40代になると理想と現実とのギャップにがっかりする瞬間にぶつかることがあります。
- 結婚して幸せな家庭を築きたいのに素敵な相手がいない
- 子育てがひと段落して社会復帰したいけど条件のいい仕事がない
- 仕事と子育ての両立が大変!忙しすぎて余裕がない
40代は、結婚はもちろん、子供を産まないか否かという選択、始めて感じる老化の兆候など、精神的な切迫感を次々と抱いて自分の生き方に迷ったり、自信を失いやすくなる時期ですよね。
わたしも40代に突入したころ、「やりたいこと」と「やらなきゃいけないこと」を両手いっぱいに抱えて、どちらも満足にできない自分にイライラしてました。
とアタマでは思っているのに、カラダがついてこなくてすぐ疲れちゃう。
持病の子宮筋腫が悪化したり、体力の衰えに直面して、人生で初めて健康面での不安を感じた時期でもありました。
そんな迷いや変化の多い40代を幸せに過ごすには 心の在り方が重要になってきます。
それは…誰でも「心の在り方」次第で、幸せにも不幸にもなれるから。
今回は、わたしがいつも意識している「一瞬で幸せになれる心の在り方」をまとめてみました。
毎日ご機嫌に生きている人は間違いなくこれを実行しています。
最近なんだか満たされないと感じている方、頑張らずに毎日ハッピーでご機嫌に過ごしたい方はぜひ参考になさってくださいね。
目 次
あれもこれもと欲張らない
女性としての人生(結婚や出産)もキャリアも欲しい!それなのに今の自分には足りないものだらけ。。
こんなとき「自分にないもの」に意識が向いて、すでにあるものが見えなくなりがちです。
「今ないもの」を求めるよりも「今あるもの」を大事にすることが幸せに生きるコツ。
そのためには「あれも欲しい・これも欲しい」という欲望は、切り捨ててしまったほうが早いのです。
ですが人間だから完全に欲を切り離すなんてことはできません。
わたしの場合、「できたら〇〇したいなぁ」とか「〇〇が手に入ったら嬉しいなぁ」といった感じに「やんわり欲」にしています。
「そうならなくてもいいけどなったらいいな」くらいに欲を50%カットしておくと、ひょっこり叶ってしまうことが多いです。
他人と比較しない
素敵な人や優れた人を見ると、自分の至らなさにがっかりしてしまうことがあります。「なんて自分はダメなんだろう」って。
隣の芝は青く見えるもの。他人と比べることは何の意味も持ちません。
自分の大事な時間とエネルギーを失うだけですよね。
わたしの妹の話ですが、妹は20代でセレブ婚をして子宝にもすぐに恵まれて、人から見たら超幸せそうなのに、実際は悩みや不満だらけ。
どんなに幸せそうに見えても、本当のところはその人にしかわからないものです。
幸せそうな人を見てうらやんだり、逆に自分より劣っている人を見て優位性を感じたとしても、そこから自分が成長できることはありません。
焦りに任せて行動しない
もう40代、時間がないから急がなければ…と焦ってしまい、自分らしくない決断をしてしまうことがあります。
焦りを感じたときこそ立ち止まって「自分にとって何がいちばん大切か」を考えることが重要です。
過去の自分と比較しない
気持ちは30代のままと同じでも、体力気力の落ち込み、老いは誰のところにもやってきます。
わたしはもっとできるはず!と頑張っても、疲れるだけですよね。
さらに40代はプレ更年期の症状が出始めて、PMS・不眠・気分の落ち込みやイライラなど、今までとは違う不調とも向き合わなきゃならないことも出てきます。
体力も気力もバリバリだった過去の自分と比べて落ち込むよりも、ここはあっさり エイジングサインだと認めて必要以上に頑張らないほうが幸せになれます。
もし比べるなら「若かりし頃の自分」ではなく「昨日の自分」と。
「昨日の自分より前進したこと」にフォーカスすると、まだまだ自分が成長しているんだって感じられるので、老いを感じて凹んでる場合じゃなくなります。
他人も「ありのまま」を受け入れる
他人に「もっとこうしてくれたらいいのに」と思うからイライラします。特に家族には文句を言って険悪なムードになってしまうこともありますよね。
文句を言ったところで人はなかなか変わらないもの。だったら自分が変わってしまったほうが早い。細かいことは忘れて、相手をまるっと受け入れてしまったほうが実は疲れません。
わたしも夫に対して「もう少しお酒を控えてほしい」とか「物を出しっぱなしにするのを止めてほしい」とか「〇〇してくれたらいいのに…」と思うところは多々あるのですが、言っても疲れるだけだと学びました。
大切なのは期待せずに「ありのまま」を受け入れること。最近は「毎日元気で帰ってきてくれるだけでオッケー」と思うようにしています。
どうしても「これは言っておきたい!」ことは、「あなたが○○してくれたら私はうれしいな」と主語を「わたし」にして伝えるのが効果的ですよ。
例えば「部屋を片付けてくれたら私はうれしいな」って言われると、相手も命令されているような気持ちにならないので、険悪な雰囲気にならなくて済みます。
今この瞬間を幸せに過ごすことを考える
幸せを感じられないときは、未来の心配をしているか、過去を悔んでいることがほとんどです。
それは…つまり「今に生きていない」ということ。
まだ起こってもいない未来のことを心配したり、もう起こってしまった過去の出来事を悔やんでみたり…過去も未来も、どちらも自分でコントロールすることはできません。
コントロールできないことを悩んでいても仕方ないし、コントロールできるのは 今この瞬間 だけ。
「今この瞬間」を幸せで満たしていけば、明日も5年後もずっと幸せなはず。それには日常の小さな幸せに気付く感度をあげることが必要です。
どこも痛くないこと、美味しくご飯が食べられること、温かいお風呂に入れること、毛布にくるまって眠れること、食べていけるだけのお金があること…などなど。
すこし視点を変えれば、小さな幸せはそこらじゅうに転がっていることに気付くはずです。
40才からの頑張らないで生きるコツ:まとめ
肩の力を抜いて毎日ご機嫌で生きるための「心の在り方」をまとめてみました。
- あれもこれもと欲張らない
- 他人と比較しない
- 焦りに任せて行動しない
- 過去の自分と比較しない
- 他人も「ありのまま」を受け入れる、期待しない
- 今この瞬間を幸せに過ごすことを考える
体力気力が落ちてくる40代からは、とにかく 疲れることはしない を徹することが大切です。肉体的にも精神的にも。
若いころは尖ったナイフのように自分にも他人にも厳しかった私ですが、それを40才以降も続けていたら深刻な病気になるなと思ってやめました。
そんなわけで30代の肩肘張っていた頃と比べて、だいぶ生きやすくなったなぁと思います。肩の力が抜けて丸くもゆるくもなりました。
「欲張らない・焦らない・(他人とも過去の自分とも)比較しない・期待しない」を意識すると、自分も他人もありのままを受け入れることが出来るようになります。
すると心に余裕が生まれるので「今ここにある小さな幸せ」に目を向けることが出来て、幸せ度がアップしてきます。よかったら試してみてくださいね。